「包丁さんのうわさ」キャラ紹介

「包丁さん」
包丁を媒体として呼ばれるカミサマ。
呼び出せば何でも切ってくれる。
それだけが用途であり、だからこそ切ることは絶対できるカミサマ。
人為的に創られたカミサマなので一つのことにしか特化できない。
媒体の包丁によってついている子は違う。
全ての包丁さんは女の子で、イケニエとして遙か昔に全員殺されている。
また、カミサマなため「普通のヒト」の姿をしていない。
素体と中身をイケニエの少女、殻と存在意義と力を媒体となる包丁で合成されているため
包丁さん達はどちらかというとそれぞれの媒体となる包丁の「擬人化」したものに近い。
そのため、服装などはその包丁にふさわしい服装を基本として中身である少女の心で改造されている。
日本人であるはずの包丁さん達の中に日本人としておかしい色の目や髪を持つ者がいるのもそのせいである。
性格も媒体となる包丁によって変革が加えられているが、ベースは元々の少女の性格である。
また、最近作られた包丁にも少女が一人ついているのは当時に存在した包丁の種類以上に
少女がイケニエとされているため、包丁についていない少女が新しい包丁が確立するとともに
自動的に包丁につくことになるからである。
当時の包丁の種類以上にイケニエが必要とされたのはそういった「使役できる」カミサマは
多ければ多いほど都合がいいからであり、また使われたイケニエは間引きの意味も込められていたからである。


「椿」


「包丁さんのうわさ」のほぼ主役。
用途違いに怒り、悲しみ、結果として殺すことを決めた包丁さん。
最後にイケニエになった包丁さんだが、包丁さん達のリーダー的存在。
昔は「神子」をやっていたらしい。
享年は15歳。
好きなものはわかめ。
案外海のものが好きなようだ。


「葵」


「包丁さんのうわさ」の5年前の事件で呼び出された包丁さん。
精神的に幼いため、人を殺めることが大嫌い。
幼いなりに助けようと必死。
気が弱いためいつも困ったような顔をしている。
享年は10歳。
好きなものはわらび。
くにくにとした歯ごたえのものが好きなようだ。