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15瓶子について

ョル「今回の座談会、テーマは【瓶子について】となりまス。
瓶子サン単体でのテーマとは珍しイ。
指名キャラは【甘藻】と【牡丹】
追加キャラは【1名】で【葵】となりまス。
包丁さんが割合的に多くなるのですが、この組み合わせではどう話すのですかネ。
リクエスト者は【赤姉妹】サンでス」

a round‐table talk

  • 15瓶子について

    ョル「可愛い所や大変な所を話してほしいそうでス。
    ではどうゾ」

    甘藻「瓶子のことについて、かぁ」

    牡丹「改めて聞かれるとなんて言ったらいいのかわからんね」

    葵「甘さんとぼたさんとへいさんは年長組に属されるので色々大変そうなのです」

    甘藻「そこまで大変じゃないけどなぁ。
    瓶子の世話って言っても生前ある程度躾は受けていたのかそこまで手はかからないし」

    牡丹「幼いって言っても言い聞かせればわかるね。
    包丁さんの中で一番幼い――あの子と同じぐらいと考えれば問題なんてないね」

    甘藻「生前なら死なないかよく見ておかないといけないけど今だったら正直死んでも大丈夫だからなぁ。

    常に見ている必要はないし、誰かしら見ててくれてるし」

    葵「そう大変ではないのですね」

    牡丹「あー、でも時々よくわからない行動したり瞬発力あるからそこは大変ね。
    いきなり飛びついてこられるとさすがに吹っ飛ぶね」

    甘藻「年少組と同じような感覚で突っ込んでくるからなぁ……」

    葵「そういえばへいさんはたまに迷子になってたりもするのです」

    牡丹「森に行くなとは言えないしねー。あまり遠くに行ったら探しにも行けない」

    甘藻「結局自力で戻ってくるか死に戻りを待つしかなかったりするんだよなぁ」

    葵「へいさんは迷子になってもそんなに気にしていないのです……」

    甘藻「よく泣いてたりするけどな。ある程度探していなかったら放置されることは瓶子も理解してるっぽいし」

    牡丹「泣いてるときに探し出したら抱きついてくるのは可愛いと思うけどね」

    葵「あ、一応探してはいるのですね」

    甘藻「放っておくわけにもいかないしな。それにあいつ結構屈託のない顔で笑うんだよ。
    きゃっきゃ言いながら抱きついてくると案外可愛いもんだぜ」

    牡丹「ご飯を食べさせるときも中々可愛いね。
    服も色々着てくれるから楽しいし」

    甘藻「お前……年長組用にあんまりひらひらしたの作るなよ……」

    牡丹「何でね、可愛いねー」

    葵(大きい人たちにも可愛らしい服を着せているのですか……)

    甘藻「困ることも多いけど、あいつはあいつで可愛らしいとこがたくさんあるんだよな」

    牡丹「案外素直なところもあるしねー。あの素直さの半分でいいから擦れてる年中組にあるといいんだけどね」

    甘藻「椿とか可愛がっても素直にならずに恥ずかしがるからなぁ」

    葵「椿ねぇは可愛がられることにあんまり慣れていないのです」

    甘藻「皆のまとめ役だからってところもあるんだけどな。
    瓶子みたいに何も考えずに抱きつきに行ってもいいだろうに」

    牡丹「嫌いなものを頑として食べないのは困るけどねー。
    そこは何も考えずに食べてほしいね」

    甘藻「あー、瓶子は野菜あんまり食べないからなぁ。
    肉ばかり食べようとするんだよな……」

    葵「確か……へいさんの好物は牛肉、でしたのです」

    甘藻「包丁由来のもんだな。
    あいつきちんと出来る所もあれば何で出来ないのかわからないところもあるんだよなー」

    牡丹「それは生前あの子を世話してた人間に言いなね。
    きちんと躾しつつ可愛がりつつでも変なところで甘やかしてるね」

    葵「へいさんを生前お世話していた方ってへいさんのご両親ではないのですか?」

    牡丹「恐らく違うね。あれの躾のされ方、甘やかされ方は両親のそれじゃないね」

    甘藻「かといって瓶子の夫とか言うわけでもなさそうなんだよな。
    まぁ瓶子に夫なんていなかっただろうけど」

    牡丹「そこが不思議なところでもあるけれど瓶子も語らないし、私らはあの子にされた躾と甘やかしの範囲内でやるしかないね」

    甘藻「手間もかかるが可愛いと思うよ、あいつは」