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17もし自分の子供をつくるなら。

ョル「次の座談会のテーマは【もし自分の子供をつくるなら】となっていまス。
子供がいないキャラが多い中、どういった話になるのかはわかりませんガ……。
リクエストキャラは【稲】と【椿】で追加キャラは【1名】で【葵】となりまス。
ちなみに最初にやったときは【椿】が出たので抽選しなおしとなった結果でス。
リクエスト者は【クトゥルフ】サンとなりまス」

a round‐table talk

  • 17もし自分の子供をつくるなら

    ョル「叶わぬ望みだった我が子への思い、語っていってくださイ」

    椿「自分の子供をつくるなら、かぁ……」

    稲「あんまりそういうこと考えたことはなかったねぇ」

    椿「家族には憧れはあったけど、私達立場が立場だし……」

    稲「そういや葵はそういうのに縛られないね、どういう子供がいいんだい?」

    葵「子供……そんなの考えたこともないのです」

    椿「まぁ所帯を持てる年齢の私達はともかく葵は正真正銘子供だしね、そういうのはまだ早いか」

    稲「跡取りだった頃は恐らく婿取りをしてたんだろうねぇ、私は」

    椿「私も婿取り、だったのかなー。
    多分村の有力者の息子とかが一番あり得る路線」

    葵「私はお嫁にいくんしょうか……」

    椿「葵の場合はそうだと思うよ。あんまり婿取りってしないと思うし」

    稲「私の所は二人とも女児だからね、婿を取らないと神社を継ぐ者がいなくなっちまう」

    椿「私の子供かー……男の子でも女の子でも私が自分の手で育てたいなぁ」

    葵「……?椿ねぇが育てるのでは……?」

    椿「うーん、私の場合取り上げられそうな気がするんだよねぇ……。
    多分力のある子が望まれそうだし、力がない子はどこかにやられそうだし力があったら都合のいいように育てられそう……」

    稲「私のとこは自分で育てられるけれど、力があるかないかはその子の重荷になりそうだねぇ」

    葵「絶対稲ねぇと比べられるのです……」

    稲「正直私と比べられてもねぇ……。
    藤だってあれでも父を超える神主になるだろうに」

    椿「神に好かれるってのもある意味大変なのね」

    稲「だからそういう重圧とかに耐えられる子に育ってほしいとは思うよ。
    男の子でも女の子でも色んなことを知っても壊れることのない強い心を持った子が」

    椿「私は普通の子でいいかな……。
    普通の家で普通に子供と暮らしたい……。
    あ、でも優しい子がいいかな、人を見捨てることのないような」

    葵「私は……椿ねぇみたいな御子がほしいのです」

    稲「椿みたいなのが生まれたら育てるの大変だ」

    椿「……。
    私は育てやすかったって聞いてるわよ。
    それより稲、あんたは育てにくかったってよく聞いたわよ?
    よく神隠しにあうから困ったって」

    稲「神に呼ばれてたんだよ、文字通りね。
    だから無事に還ってきてただろうに」

    椿「それだけ愛されてたのによく神様はあんたを手放したわよね」

    稲「そりゃあ愛されてたからねぇ。我が子のように」

    葵「稲ねぇの神社の神様にとっては稲ねぇが理想の我が子だったんですか」

    稲「それはわからないけれど、もし子供ができててもきっと愛してはくださっただろうね」

    椿「あー、今からでも子供産めないのかなー」

    稲「産めるわけがないねぇ、体の成長が止まっているんだから」

    葵「でももし……椿ねぇのような御子が私にいたら……」

    稲「やめときな、これ以上厄介が増えると困る」

    椿「ちょっと稲!それどういう意味よ!」

    稲「言葉通りの意味さ」

    葵「つ、椿ねぇ!稲ねぇ!喧嘩はやめるのですー!!」

    ョル「止まらないキャットファイトがはじまったところでここまでとしましょウ。
    それではまタ」