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2恋愛について

ョル「お次の座談会のテーマは【恋愛について】となりまス。
ふむ……古今東西ありとあらゆる場所で絶滅しない感情についてですネ。
今回追加のキャラは抽選結果【0人】でしたので指名キャラのみの座談会となりまス。
HN【霧雨】さんからのリクエストでご指名は椿と華世のお二方。
お二人だけですのでどちらかというとガールズトークに近いものを感じまス」

a round‐table talk

  • 2【恋愛について】
  • ョル「では2回目の座談会、さっそくはじめていきましょウ。
    そこにお座りになってくださイ」

    椿「ここでいいのよね?」

    華世「では座らせていただきますね」

    ョル「さて、今回は恋愛がテーマですが、お二方にとって恋愛とはなんでしょうカ?」

    椿「うーん、いきなり言われてもなぁ。生前はあんまり恋とかに遠い職業だったし今は女の子にしか囲まれてないし……」

    華世「私も恋愛というはあまり。本家当主として生きるからには伴侶に恋愛相手というのは望みにくいものですし」

    ョル「さっそくお二方とも【恋愛はNGだった】系の話が出てしまいましたネ。
    しかし今回【恋人とやりたい事、してあげたい事】という追記をいただいておりまス。
    その点はどうでしょうカ?」

    椿「恋人としたいことかぁ、うーん……手を繋いだり、とか?」

    ョル「お、珍しく照れてらっしゃいますね、椿サン。ここはさすが今とは違う恋愛作法の時代の方ですネ」

    華世「私は……そうですね、耳かきをしてあげたいです」

    ョル「華世サンは華世サンでなんともまぁ甘いような蜜月をとられるようでス。
    何故耳かきなんですカ?」

    華世「殿方は案外耳かきが好きなんですよ。ちょいちょいとしてあげれば案外言うことを聞いてくださる場合多いです」

    ョル「おおっと、前半普通だったのに後半でいきなり黒いものが見えてしまいましタ。
    純粋な甘い蜜月ばかりというわけではなさそうですねェ」

    華世「世の中甘い物事ばかりじゃありませんから。殿方には甘い夢を……というのはかわりませんが」

    ョル「この人どういう世界で生きてらっしゃるんですかネ」

    椿「耳かきって頭を膝にのせなきゃいけないわよね……ちょっと恥ずかしいかなぁ」

    ョル「手を繋ぐでほほを染めてらっしゃる方には頭を膝に乗せるは結構重大なことのようでス」

    華世「あら、カミサマは殿方と過ごしたことはないのですか?」

    椿「殿方と過ごすってどういう意味でよ……」

    華世「ふふ、もちろん怪しいことは何も。ただ一晩お話したりお酌をしたりするだけのことですよ」

    ョル「俗に言う接待みたいなものですネ」

    椿「あー……それなら私もしたことあるかなぁ。何回か。村の有力者の話し相手になったりするの。つまらないったらありゃしない」

    華世「ですが気分よくしてさしあげると面白いことを教えてもらったりしますよ」

    椿「接待はあまり好きじゃないかも……皆と遊びたかったかな……」

    ョル「接待が好きな人はあまりいないんじゃないでしょうカ。お二方はもし恋愛できるとしたらどうしますカ?」

    椿「今は恋愛自由よ?でもねー……もう私達は神になったわけだから辛い恋愛しか見れなくてね」

    華世「位が高いということはそれに縛られるということですね。私も……もし恋愛ができるのであれば……いえ、だめですね。弊害が多すぎます」

    椿「恋って甘酸っぱくて素敵に見えるんだけどね、私達にとっては遠い存在かな。
    昔々にあったことも恋だったかどうかなんてわからないんだし」

    ョル「椿サンは恋をしたことがおありデ?」

    椿「わからないよ、だって本当に昔だったし、世間から隔離されて偏った知識を与えられてた私にとっては……今思えばって程度だもの」

    華世「ふふ、私はしたことがありますよ、ふふ。遠い昔に、ね」

    椿「貴女ぐらいの人間なら恋なんて成就させれそうなのに」

    華世「それは買被りすぎです、カミサマ。私のお相手は……どうしても手が届かない、いえ、届かせてはいけない相手だったのですよ」

    椿「……近親者だった、とか?」

    華世「それはさすがに。ですが……そうですね、大事なものが二つあったら……どうしようもないことです」

    椿「……恋愛ってほんと遠いよね」

    華世「はい。私達にとっては、ですね」