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24過去の自分にメッセージを送れるなら

ョル「どんどんいってまいりましょウ。
お次は【過去の自分にメッセージを送れるなら】でス。
指名キャラは【さゆり】と【稲】で追加キャラは【2名】で【美春】と【優菜】となりましタ。
リクエスト者は【INA】サンですネ」

a round‐table talk

  • 24過去の自分にメッセージを送れるなら

    ョル「10秒程度のもので、色々な事が起こる少し前の自分にということらしいでス」

    稲「過去にか……難しいね。
    長い間そのことについてはずっと考えたりしていたけれど、これといった答えは出ていないからね」

    さゆり「私は……そうね。【みゆきは諦めていない、大志を一人で行かせてはだめ】かしら。
    私が気づかず大志を一人で行かせてしまったから今の大志が苦しんでしまっているから」

    美春「私、か……私はやっぱり【呼び出してはいけない】かなぁ。
    呼び出さないで済むエンドもあるんだけど、やっぱりね」

    優菜「わ、私は……美春ちゃんと一緒かな。
    でも……付け加えてもいいなら……【保健室には入っちゃだめ】かな」

    稲「皆苦労してるんだねぇ……。
    私は言えることはほとんどないかな。
    椿だけでも連れて逃げれたとしてもその後後悔しないなんてないだろうし。
    葵を犠牲にしなくて済んだら他の子が犠牲になるだけだ。
    せめて鋳太だけでもと思ったこともあったけれど、鋳太が納得してくれるとは思えないから……。
    きっと……結局言えることはないんだよ」

    さゆり「珍しいのね……言えることがない、なんて」

    稲「私が特殊なだけさ、どう転んでもどこかに大きな後悔しかない道しか見えなかった。
    今が最良とも思えないけれど、違う道を選べば今よりマシだったかどうかもわからない」

    美春「う……カミサマに比べたら私達の後悔とか塵にも等しいかもしれない」

    稲「友人が死ぬというのは変わらないことだ、あんたたちが私達を呼び出したことを後悔するのはいいが私達の境遇と比べて我慢する必要はないさ」

    優菜「私、包丁さんのこと誤解してたかも」

    美春「そういえば優菜は生きてるルートが少ないから包丁さんのことよく知らないんだよね」

    優菜「うん、もっと怖いモノだと思ってたんだけど……」

    稲「見る人がかわればそうもなる。
    椿は実際とてつもなく怒ってただろうしね。
    そっちのあんたも見る人によっては悪鬼や化け物かもしれないが、夫を愛するその心は良妻の鏡だ」

    さゆり「あら、私はルート次第では殺人を犯すような女よ」

    稲「それを止められたあんたは幸せな道を歩めたんだろう?
    それならそれでいいんだと思うよ」

    さゆり「そうね……今からが大事だものね」

    美春「何を今どう言おうと過去はかえられないもんね……。

    もしあのことを止められたとしても……そうだね、違う問題が私達にはあったわけだし」

    優菜「教頭のこと……結局どうすれば良かったのか今でもわからないしね」

    さゆり「私は伝えられたらに越したことはないわ。
    みゆきがしつこく付きまとってくかもしれないけれど、大志の苦しみは取り除けるから。
    ああ……でも、今より最悪なことが起こる可能性もあるのね」

    稲「過去に戻れたらは皆思うけれど、その結果変わった未来が今かもしれないんだ。
    その大きな不幸さえ除けば幸福になれたかもしれないというは大きな間違いだ。
    私達は後悔して反省して次に生かすことしかできないのさ」

    さゆり「……そうね、現実はここだもの」

    美春「起こらなければ良かったけれど、起こらなければそれはそれで悪いことがあったかもしれないしね」

    優菜「教頭のせいで……自殺者が出てたかもしれないというのは聞くから。
    一歩手前でやめた先輩がいるって聞いたから……」

    稲「言葉を送るのは悪くないけれど、今もきちんと見てやらないとね」

    ョル「ボクも過去にメッセージを送れるなら一言言いたいですねェ。
    【生まれてくるな】ト」