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30生き返ったらしたいこと

ョル「残りもこれで10ですネ。早いモノでス。
お次は【生き返ったらしたいこと】
指名キャラは【椿】と【稲】となりまス。
追加キャラは【0名】でしたので追加キャラはなしとなりまス。
生き返る、というのがどの判定かわかりませんが、後悔はありそうですよネ。
リクエスト者は【とら】サンでス」

a round‐table talk

  • 30生き返ったらしたいこと

    ョル「とりあえず生き返る、とのことですのでお二方が生存していた時代での生き返りでお願いしまス」

    椿「生き返ったらしたいこと……。
    難しいよねー、死んだときにすぐに生き返ってたらきっとあーしてだろうなぁとかあるけれど1000年以上も経ってたら色々考えることもあるし」

    稲「そうそう、感情論で動くにしては年数が経ちすぎちゃってるからね。
    特に私の場合は既に死を覚悟して行ったから生き返ったらとか言われても少し困るさ」

    椿「それに私が死んだ時点でだいぶやらかしちゃってるからね、葵も他の子達も全員カミサマ化しているのに私だけ生き返ってどうするのっていうのもあるし」

    稲「時間が巻き戻せたとしてもねぇ……。
    結局あの流行り病があの地域は【あの程度】で済んだのはカミサマの力があったということもあるし」

    椿「本来なら助けられなかった子達の子孫丸ごと消えちゃうからね……」

    稲「私達の子孫はとか考えちゃうけれど、それは今目の前にいないから言えちゃうことだ。
    目の前に本来なら助からなかった子の子孫がいる状態でカミサマ潰しを語ることは難しい」

    椿「でももし生き返ったとしたら……。
    何とか包丁さんの方向を正しくはしたかったかな。
    命を切ることなんて思いついてもさせないようにしたかった」

    稲「うちの神社がきちんと監督できていれば良かったんだけどね、すまないよ」
    B 椿「稲達のせいじゃないよ、藤もかなり頑張ってたみたいだったし。
    あの年になってまで総領として采配を振るえるって結構凄いことだよ」

    稲「藤にはいらない責任を負わせてしまったからね……。
    私に会えて良かったと言っていたけれど、果たしてどこまで慰めになったか」

    椿「あら?藤にとってはあんただけが藤を許して慰めてくれる人だったんだから良かったんじゃない?
    あんたと会った後に会ったけど、随分清々しい顔をしていたわよ」

    稲「そうかい、それならいいんだけどさ」

    椿「そういう難しいこと全部取っ払って考えたら……もっとゆっくりしたかったなぁ」

    稲「適度に気を抜けた私と違って椿にはあまり気を抜けるときがなかっただろうからね」

    椿「そうそう、色んなところも見たかった。
    あの時代の色々。私にとってはあの村だけが全てだったからね」

    稲「椿は今とは考えられないぐらい品行方正なお嬢様だったからねぇ。
    ずるしたりそういうのは死ぬ前の数年で徐々に覚えていった感じだった」

    椿「何よその言い方。それを言うならむしろ最初から破天荒だったあんたは何なのよ。
    藤がよく【姉さまは脱走して三椏を困らせていた】って言っていたわよ」

    稲「う……っ。でもあの時死ぬとわかっていたなら……生き返ったら……か。
    椿と二人でどこか旅にでもでかけてみたいねぇ」

    椿「葵とかはどうするのよ」

    稲「そういうのが全部無事に片付いたとしたらさ、まだ十の葵を旅に連れて行くのは酷だよ」

    椿「女二人旅も危ないと思うけど」

    稲「あんたの力と私の力があれば大抵なんとかなるさね。
    というより即命を狙われない限り無理だろう、それに守りの術は常にかけてあるし」

    椿「まぁ葛と黒鉄みたいなのは少し憧れてたりするけどね」

    稲「そう思うなら今日にでも行けばいいじゃないか、どうせあんた一人が一週間ぐらいいなくてもどうにでもなる」

    椿「え、それ酷くない?」

    稲「その時は私もついていってやるよ」

    椿「あ、楽しそう。でも葵が絶対泣くなぁ……連れていかないと」

    稲「お留守番というのも大事だよ」

    椿「うーん……旅してみたい」

    ョル「椿サンが考え込みはじめたので今日はここまでとなりまス。
    それではまタ」