簡潔!CG講座


     

簡潔!CG講座、ではなくゆたのCG彩色手順を見せるワンマンショー



拍手にて「CG講座をしてほしい」とコメントがきてたので拙いながらもCG講座をさせていただきますね。
修行中の身の私がやると子供お料理教室で教えるぐらい簡単になってしまいますが
了承願いますorz
というか講座というより自分がやってる手順、つまりワンマンショーになってます。
なので講座と名乗るのもおこがましいぐらい自分勝手に進んでますが
「ゆたはこういう風に塗ってるんだな」程度がわかっていただければOKだと思いますので
そこんとこよろしくお願いします。
あとできるだけ画質落とさないでやってるので重いです。




<1:絵をスキャンする>

まず絵をスキャンするためにPC付属のペインターを開きます。
自分はピクシアのスキャン機能を使いこなせていないのですorz
ペインターでスキャンするときは
絵を塗るとき→モノクロ解像度300
そのままの大きさでアップするものとか→フルカラー解像度96
でやってます。
ちなみにモノクロでスキャンするときはこれ以下の解像度にすると大変なことになります。
今回はイラスト用なので解像度300のモノクロで。
スキャンしたらこんな感じ(実際はもっとギザギザ)
アップ。今回は薄雪の手順をやっていきます。

<2:絵の修正>

ほとんどの場合修正いらないのでそのまま次の段階にいきますが、
たまに線が繋がっていなかったりするところがあるのでそういうところを修正します。
あとこういう線が細い部分を
こうやって太くしたりします。
ほとんどの場合繋げたり太くしたりはみ出た線を消したりします。

<3:ピクシアでベタ塗り>

次にピクシアで絵を開いてレイヤーを作成します。
右下(人によっては左下)にある編集→追加→OKで作成。
合成方法は全部乗算で。
私の場合塗るものにもよりますが「髪」・「肌」・「服」の三つぐらいです。
あと途中でハイライト用のレイヤーも追加。
こんな感じ。
んで髪レイヤーにかえて、髪を塗る。
塗るときは白く残っちゃう場合とかあるので
領域(閉鎖領域)で領域を指定した後
上にある領域から「領域を太らせる」で1ドット分太らせてから塗りつぶします。
2とかにするとはみ出るので1で。
んで髪→肌→服の順にベタ塗り。
ちなみに「領域を太らせる」は領域指定のたびに指定しなければなりません。
全体的にベタ塗りした図。

<4:影付け>

次に影をつけます。
これも順序は自分は髪→肌→服の順でやってます。
まずは髪の影。
影を塗るときは
境界の「見たまま」をクリックして
任意のレイヤー・ベースレイヤー(この場合はLAYER0)にかえる
その後に上の表示→補助設定で
「領域外をマスク」にチェック。
こうすると指定した範囲内以外に色がでないので便利です。
んで影塗り。
こんな風にざざっと濃い色で塗っていく。
アップ
んでちょっとぼやかします。
ぼかしボタンにチェック。
ぼかしたところ。
次に髪にハイライトを入れます。
ハイライト用のレイヤーを新規でつくって合成方法を「ハイライト」にします。
こんな感じでざざっと塗る。
ざざっと塗った後は消しゴムツールで消していきます。
消しゴムツールチェック
こんな感じ。
消すときは
こういう筆で塗った方がやりやすいです。
肌の塗りは上のぼけたような筆ツールで塗っていきます。
こんな感じ
んで影のグラデつけるためにもっと濃い色で端っこをぼけたような筆ツールでちょんちょんと塗ります。
こんな感じ。
んで次服。
服も肌と同じでぼけたような筆ツールで影→ハイライト→濃い影の順に塗っていきます。
どこにどんな影がくるかは今のところです。
もうぶっちゃけざざっと影塗ってその上からざざっと普通の色塗ってを繰り返して
出来が良かったら次にいってたりします。
ちなみに、服全てを領域指定するより区切り区切りで塗ったほうがぼかしツールが使いやすいです。
区切りで塗ると失敗したときの影響が少ない。
塗り終わり。
今回は包丁とか部品ついてますがそれは同じような塗り方なので省きます。

<5:瞳の色塗り>

瞳の色塗りはとっても楽しい上に最後の肝です。
私の塗り方は
まず全体を塗る
次に下の部分を塗る。
下の部分をぼかす
ハイライトを入れる
で完成です。
完成図。


何か質問あれば遠慮なくどぞー。

塗り方は微妙にかわっていってるので
また変化したときにでも塗り手順アップします。