身近な萌え存在

　　　　

普段私は二次元にのみ萌えを求めていますが。

最近、

身内にも萌えキャラがいたことを知りました。

その人は

属性：ツンデレ（いい感じ）

身長：１５０ｃｍぐらい（ちみこい）

言語：関西弁（生粋の関西人）

と結構高ポイントな人です。

普段掃除をしない私達の部屋を見て散々

「汚い！」だの

「もう面倒みぃひんから！」だの

言ってくださいますが

結局、文句を言いながらも片付けしてくれるのですよ。

しかも寂しがりやなのにそれを表にださないんですよ！

私がその人の家にとある事情で長期滞在(夏休み中ぐらい？）してたときは散々

「もう帰れ！」だの

「別におんでもいい」だの

「ほんとよく食うわ！」だの

言ってくれるんですが

結局、私が帰ったあと寂しそうに私の母に話すのですよ。

「ゆた（本名のためＨＮ変換）帰っちゃった・・・」

とか言っちゃうんですよ！

つか滞在中でも「寂しい」と

「一緒のベッドで寝てほしい」と言うんですよ！？

普段からその人の家に来たときはそこで寝るんですけど

寂しがりなとこがほんといいですよ！

しかも滞在中「食べすぎや！」と言いつつ

脂っこいものがあんまり食べれないはずのその人との夕食では

私だけステーキということがあったり、

こっそり（その人は食べない）ゆた好物のワンタンメン（インスタント）をこっそり買ってきてくれたり

ともう何そのツンデレ！ってな感じです。

しかも基本属性ツンデレの他にも破壊力の高い属性をこの人は持っているのですよ。

その属性とは・・・・ドジっ子（うっかり）属性。

たまにしてしまう凡ミス。

それがまたジャブとなって私を襲うんですよ。

そう！例えば

晩御飯にステーキ一枚と焼き塩鯖（ゆた好物）を同時に出しちゃったり！

（晩御飯２回分を１回にまとめてしまった感じ。でも一食分）

母と一緒になって送ってくれた救援物資が

どん○衛きつねオンリーだったり！

（量は１箱。約３０個）

もう萌えポイントだらけですよ！！

さすがに三次元ではいないだろう、と思っていたけど

考え改めましたよ、マジで。

そういえばどうしてその人を萌えキャラ認識したかを言ってませんでしたね。

その人が萌えキャラだと知ったのは去る１０月ごろ。

まだ私達が高校生だったころに起こった出来事がきっかけでした。

当時から既に二人暮らしをしていた私達の家の掃除をしてくれていたのがその人だったのですが、

「～がどこにあるかわからない」状態がよくおきてしまうのでよく電話してたのですよ。

（床に置いてたものを片付けたりするんでどこにいったかわからない）

「なー○○知らん？」って。

それで、１０月に鍋をしようと思ってカセットコンロを探してなかったのでいつものように電話してみたんです。

そしたらその人は一言

「知らんなぁ・・・」

諦めて探します。

・・・・でも見つかりません。

我が家ではカセットコンロはよく使うので失くすことはほぼありません。

てか普段は所定の位置があるものだったので逆に「どこを」探せばいいのか迷ってしまったわけです。

鍋がしたい。

てか鍋は出来ている。

後は移動させるだけなのに見つからない。

普通に小皿に入れてしまっては鍋ではない。

悩みました。

でもどうしても諦めたくなかったのでもう一度その人に電話してみました。

「なぁ、本当に知らん？」

と。

その人はなおも「知らない」と言い張っていましたが、私が泣きそうになっているのを感じて

渋々話してくれました。カセットコンロのありかを。

その人曰く、カセットコンロは

テーブルから誤って落として壊してしまったのでこっそり捨てた

らしいです。

もうびっくりです。

そりゃ存在しないものを探しても見つかるはずがありません。

でも疑問です。

その人は私の母よりも敬う立場なので別に壊したその場で「ごめん」と言ってしまえば済むことなんです。

別に敬わなくていい立場でもその人との関係を考えたら「ま、いっか」で済むはずなんですが・・・。

それで聞いてみました。

「どうしてその場で言わんかったの？」

「だって・・・・ゆたとＳｏｉに怒られる思うたから」

・・・・・

え―――――――――！？

その人私達より（かなり）年上なんですよ！？

むしろ普段は私達を叱る立場なんですよ！？

つかカセットコンロ悪意なく落として壊したことぐらいで怒りませんよ！

普段かなり強気（ツンツン♪）なのになんだこの萌えは。

理由：怒られると思ったから

ですよ！？

もう萌え萌えですよ！

その場で胸ズキューン！！ですよ！！

この時からその人は私達姉妹にとっての萌えキャラとなりました。

え？その人ばっかりじゃわからん、ですか？

名前は明かせませんが私達との関係なら言えますよ。

その人は私達にとっての・・・・・

祖母です。

毎年里帰りするたびに思います。

じいちゃんなんていい人落としたんだ・・・と。

あ、もちろん祖母を「キャラとして」愛してるわけではなく「祖母」として愛してますよ♪（いい人ですし）

終