稲さんに質問です。

前から気になってたんですが命切ってと呼び出された際に石包丁でどうやって命切るんですか？

後、令和のこの現代包丁さん達って呼び出されることあるんですか？

稲：おや、これまた凄い質問がきたねぇ

ョル：後半に関しては質問二つになってしまいますので簡単に答えると、【ある】ですネ

稲：そうだね、呼び出されることは零にはならない。世の中そういうもんさ

ョル：そういうもんなんですねェ

稲：そういうもんさ、で、質問はこの石包丁で命をどうやって切るか、だね？

ョル：そうでス。石包丁って遥か昔の補助道具みたいなもので、実際切れ味がいいとは言えないじゃないですカ

稲：あはは、根本的に勘違いをしているね。私たち包丁さんの包丁は【私たちの包丁となった時点で切れる】んだよ

ョル：ほう……というト？

稲：私たち包丁さんは全て【切断】という能力を持っている。これは媒体となる包丁がボロボロであろうとなんであろうと関係ないんだ

ョル：つまり錆びてしまってる包丁でも切れるようになる、ト

稲：そう。他の包丁であってもどんな鈍らでも私たちの媒体となり、私たちが持って振るえばそれは切れるものとなる

ョル：じゃあその小さい包丁でも切れるんですネ

稲：だから質問の命を切ることに関しては……切れるよ

ョル：ほう……それは凄まじイ。さすが神ですネ。ですがそれぐらい小さいと間合いが狭いのでハ？

稲：それも問題ないさ、何しろ私たちは切ることに特化したカミサマだ、こんな小さい包丁でも……ほら

ョル：おお……気配も殺気もなしにノーアクションでボクの首に石包丁を当ててきましたネ……

稲：だろう？身体能力は人ではないんだ、それこそ神の域……だから命を切ることになんの問題もないよ

ョル：そうですネ。このレベルなら何の問題もないでしょウ

稲：もちろん命を切るだけないこともできるよ、なんていったって……【カミサマ】だからね……

ョル：わぁオ。殺気一杯ですネ

稲：あんまりおいたはしないでほしいなって思ってね。興味本位でもそれは入口の一つだから

ョル：ありがたそうな忠告ありがとうございまス

稲：そうそう、もちろん病気治癒も石包丁で問題なくおこなえるよ

ョル：それが一番のご利益ですもんネ