by.がらら
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実はこれまで友達を含め誰にも言えなかった秘密などがありましたらご教示お願いいたします
Answer
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椿:……どういう質問よ、これ……
ョル:秘密というのはかくも甘美なるものなのですヨ……。椿サン。
椿:秘密なんて結構あるものよ、これだけ長く生きているとね
ョル:千年以上、でしたっケ。それなら色んな秘密というか……一々言ってられないってこともあるでしょうしネ
椿:あ、でも言えなかった秘密、よね?言えなかった……かぁ
ョル:無理はしないでも大丈夫ですヨ
椿:そうね……じゃあちょっとだけ教えるわ……。アンタにだったら大丈夫だろうし
ョル:どういう信頼のされかたなんでしょうカ
椿:別にいいじゃない、司会役だもの、アンタは。私ね、生きてほしいって思ってるんだ実は
ョル:ほウ……それは誰でしょう、葵サンですカ?
椿:ふふ、そういうのではないんだよね。青志に生きてほしいって思うのよ、私
ョル:少しでも関わった少年ということでそう思うことは秘密にするようなことではないのでハ?
椿:私ね、わかってるのよ。青志がどういう役目なのか……。でも私は青志に生きてほしいのよ……例えそれが私がしなくちゃいけないことであっても
ョル:あー……ああ、なるほド。彼はそれをすると死にますもんネ。
椿:……それを私は皆に言えない
ョル:…………滅茶苦茶重い秘密出てきましたネ。もっと軽い秘密とかないんですカ
椿:軽い秘密って何よ。あんたね……私が結構大事なこと話してるのに。まぁいいわ、軽い秘密の方も話してあげるわよ
ョル:わァ、随分とノリがいいですネ
椿:実はこっそり葵や稲のぬいぐるみを作って持ってるのよね……
ョル:おや、それはまた随分と可愛らしい秘密デ
椿:稲はともかく、葵は私のことを冷静沈着で品行方正な女性って思ってるんだからバレないようにしないといけないのよ
ョル:………………
椿:なによ、さすがにこれ以上は何も言わないわよ?
ョル:いエ……ありがとうございまス
ョル:(きっととっくの昔に葵サンにはバレてそうということは黙っていましょウ)