story
彼らは歪で、気色悪く造られた
そんな彼らの単なる日常を
ある日ある時最後の仲間が目覚めた時からお伝えしましょう
彼らは人間的に成長しません
彼らの心に変化があることはほぼないでしょう。
一つの物語として大きな山場はあるでしょう
その山場の終焉がこの物語の終わりです
彼らのその後は語られません
彼らはこの物語の主役ですが、主軸は彼らではありません
ただ、この物語はたった一つのことを聞くためだけに造られた
それだけのお話です。
或いは――――――――
そのたった一つのことを問われた子の話
何も伝わらなかった?
或いは何か伝わった?
それは正解けれど不正解
このお話は詰込み過ぎて湾曲しちゃったお話。
だから説教臭くても、意味がわからなくても
それはそれでいいんです。
そういうお話だから。